映画
2007年09月17日
米国の医療保険制度の問題点を描き出した映画
マイケル・ムーア監督の最新作Sickoを見た。米国の医療保険制度は民間の医療保険に任されている(公的保険としては高齢者向けのメディケイド、低所得層向けのメディケアがある。)。これは先進国の中で唯一の例である。日本やイギリス、フランス、カナダなどは、国が医療制度の中核である。米国では営利を目的とした民間保険会社が運営しているため、肝心なときに医療が受けられない、受けられる医療に制限がある、保険の支払いがスムーズに行われないなどさまざまな問題があり、米国民はそのような不安の下で日々暮らしているらしい。
本作では、このような現実を様々な証言、映像で示してくれる。特に、医療費が無料のカナダ、イギリス、フランス、そしてキューバと対比させることで、米国の医療保険制度がいかに病んでいるかというのを、赤裸々に描き出している。各国の人々が米国の医療制度の話を聞かされたときにみせる一瞬の複雑な表情が、米国の制度の不自然さを表していると感じた。
日本では医療費は3割負担となっているが、自治体によっては中学生までの医療費を無料にしているところもある。また、来年からは75歳以上の高齢者の医療保険は後期高齢者医療として一本に統合される予定である。
医療の無駄を省くことと、必要な医療を常に受けられることは必ず両立できると思う。
2007年02月24日
地球温暖化の事実
ドキュメンタリー映画「不都合な真実」を見た。地球温暖化は単なる理論ではなく、実際に進行中の事実であるということを、アメリカの元副大統領アル・ゴア氏は説得力のある数々のデータをもとにわかりやすく説明してくれる。そして我々が今すぐ行動を起こさないといけないことを、メッセージとして心の奥底にまで届けてくれた。
地球温暖化はゆっくりと進行するものではなく、ある時点で急激な地球環境の変化を引き起こす恐れがあるということは衝撃的だった。南極の棚氷の大規模な崩落や、グリーンランドの氷が海に落ちると、世界の海面が最大で6m上がる可能性があること、塩分濃度の低い冷たい海水となるためメキシコ湾流を止めてしまうかもしれないこと(その場合、ヨーロッパは寒冷化する)、海面上昇で世界で1億人の避難民が出るであろうこと。
また、温暖化をテーマとした科学論文900本以上を調べた結果、温暖化はないという論文は1つもなく、科学界では温暖化は既知の事実となっていること。それなのにこの真実を不都合なものであるとして、産業界やその意を受けた政治の世界では無視されていること(特に米国議会で)。
まずは身近なところから行動を起こそうとゴア氏は言う。ゴア氏の熱意と知識と誠実さを感じさせるこの映画は、心に伝わる最高のメッセージであり、きわめた優れたプレゼンテーションであった。本当に納得できた。
自分も行動を身近なところから行動していこうと思う。
本当にお薦めの映画です。
























