ビジネス
2008年07月05日
プロフェッショナルの原点
プロフェッショナルの原点
ドラッカーの金言集である。時間管理、貢献、強みを生かす、人事、上司のマネジメント、自分自身のマネジメント、集中する、意思決定を的確に行う、などについて「とるべき行動」「身につけるべき姿勢」が説明されている。多くは、過去のドラッカー自身の著作の引用である。
気に入った言葉は手帳にメモをして、ときどき読み返すのがよいと思う。
この本を読んで、「経営者の条件」を読んでみたくなった。
2008年05月22日
攻防メガ百貨店
攻防メガ百貨店
どこのデパートに行っても同じブランド品が売っているから、どこに買いに行っても同じ...と思っていたのだが、実は違うらしい。よく売れるデパートほどバイイングパワーが強く、品揃えが良くなる。とくに伊勢丹は強力だとのこと。
ここ数年の大手百貨店の経営統合とその効果、得失、今後の長期経営戦略等、百貨店業界の今を克明に追った本。伝統と格式に対して効率化、スピード化をどのように取り組んでいるか、生い立ちの異なる百貨店の経営統合は百貨店の文化をどのように変えているかなどが書かれている。
東京では東京駅・日本橋地区、銀座地区、新宿地区が熱い地域になっているようだ。数十億から数百億円かけての改装費という金額の規模にも驚いた。年間売り上げの半分近い金額を改装費に充てるというのも、たいへんなことだと思う。
東京の百貨店でショッピングをするのが好きな人には、楽しめる本だと思う。
着任3カ月の原則
着任3カ月の鉄則―こんな「指導法」があったのか! 上司らしくなる技術 (PRESIDENT BOOKS)
最初に上司力レベルを判定するシートがあったので、これは中間管理職のための良いテキストかなと思った。着任3カ月の原則がたくさん書いてあるのかと...。ところが3カ月の話は、13ページほどだった。
第1章は、上司らしくなるための技術、第2章は、最新人事マネジメント10のポイント、第3章は経営者が語る新型マネージャーについて。
雑誌プレジデントの特集記事を再編集した本なので、大勢の著者の文章で構成されており統一感はない。だが、ひとつひとつの話は役に立つものだと思う。様々な立場、様々な視点、経験から書かれているので、ちょっとお楽しみ袋(福袋)的な感じだった。
2008年03月30日
2008年03月16日
100Inc. 世界企業100社の成功の物語
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世界の有名企業の起業の物語、サクセスストーリー、を100社分詰め込んだ本。有名な新興企業、多国籍企業、有名ブランドなどが、どのような創業者によって、どう作られたのかというのが100のストーリーで描かれている。なかには聞いたことのない企業もあるが、大部分は聞いたことがあったり、ビジネス書で取り上げられたりする企業である。また、創業期、成長期だけでなく、2005、6年頃までの状況も書かれているので、有名企業の現在を知るという意味でも、コンパクトにまとまっていると思う。1社あたり、だいたい5〜6ページくらいの分量となっている。
個性的な創業者、経営者が100社分出てくるので、なかなか読み応えがある。ハーバードビジネスレビューなどを読む方に、ぜひおすすめしたい一冊。
2008年03月02日
ウィキノミクス
ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ
本書は、Web2.0の真の姿を深く理解するための本であると思う。
最近のネットワークを使った新しい形態のビジネスのコラボレーションがどのように行われているのか、本書では詳細に書かれている。情報量が多すぎて、読んでいて、少々、消化不良になった感もある。最新のネットビジネスのビジネスモデルが多数紹介されており、最新のネットビジネスを理解するための良い教科書になると思った。
2008年03月01日
2007年12月23日
アルファドッグ・カンパニー
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アルファドッグ・カンパニーとは、群れの先頭を走る犬のように、小企業のなかでもずば抜けて優れている企業のことを指している。
本書では、全米ナンバーワンの自転車販売店、地域に密着した優れた食料品店、大手チェーンを撃退したアイスクリーム店、高付加価値で利益を確実に上げている靴下メーカー、ナショナルブランドになったクッキー会社、ハーレー・ダビッドソンのナンバーワン販売店になったオートバイ販売店を取り上げて、そのビジネスの成功の秘訣を描き出している。
そのなかで共通して特徴的なのは、創業者や社長たちが、優れてCEO的な発想をしてビジネスを築き上げてきた点にある。ハイテク企業ではなく、身近なローテク企業でも経営次第では、アルファドッグ・カンパニーになることができるということが、わかりやすく描き出されている。小企業であることのメリットを生かすことで、全米チェーンの大企業に負けず逆に撃退することができるというのは、とても新鮮に感じた。
ビジネスのチャンスは身近にあるということを感じさせてくれる本である。
2007年11月27日
スタバではグランデを買え!
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スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
世の中のモノの値段がどのような考え方で付けられているのかを、身近なものを題材にわかりやすく教えてくれる本。
タイトルはいかにもという感じだったので、最初はどうかなと思ったが、アマゾンの著者からのコメントを読んだところ良心的な感じだったので、店頭で見て、買ってみた。
1物2価は取引コストによって生じるということが、読んでいくと理解することができる。題材としては次のような事柄が取り上げられている。
- ペットボトルのお茶がスーパーの中と店頭の自動販売機でなぜ値段が違い、それでも売れるのか。(取引コストの話)
- テレビやデジカメがなぜ安くなっていくのか。(規模の経済と限界利益の話)
- DVDの価格はなぜ下がっていくのか。(高く買う客には高く、安く買う客には安く売る)
- 携帯電話の料金体系(複雑にすることで消費者を選別する、乗り換えコストを高くする)
- スターバックスのコーヒーとサイズ(店にとって利益のでやすい価格体系と買い手にとってのメリット)
- 100円ショップ(追加コストが価格を決める)
など。
読んでみるとなるほどと思え、目からウロコが落ちる感じであった。
中学生くらいから読んでおくと良いかもしれない。
2007年11月17日
竹中平蔵大臣日記
小泉改革のエンジンだった竹中平蔵氏の大臣時代を振り返った自叙伝。
本書を読むと、行財政改革の難しさ、官僚や議会、与党を相手にした政策プロセスの複雑さと難しさがよくわかる。また、マスコミのバッシングの激しさもリアルに描かれている。この本を読むと、この人は、タフなネゴシエーターであり、理想家であり、現実主義者であり、ビジョナリストであり、演出家であり、リーダーであり、忠実な部下であり、そして客観的に自分の置かれた状況を見ることができる人物であり...非常に様々な側面を持った人だということがわかる。また小泉首相に対する敬愛と信頼、忠誠心、尊敬がひしひしと感じられる。
金融担当大臣、総務大臣、郵政民営化担当大臣という重責を全力で走りきった人だけが語れる達成感がとてもよく感じられた。とくに、つらい状況の時こそガッツを出していくところがとても清々しい。
経済財政諮問会議をうまく活用して政策を達成していったわけだが、民間議員の苦労についても、もう少し書いてあげた方が良いのではと、少し思った。
久しぶりに面白い本であった。




























