2008年04月09日
貧困大国アメリカ
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新聞を読むと、サブプライム問題では、銀行などの金融機関の経営の話ばかりが語られているが、サブプライムローンで支払いができなくなり家を追い出されたアメリカの人々はどのような状況なのか、あまり伝えられていない。
本書のエピローグではサブプライムで住宅を得て、そして失った人々の話からスタートする。フードスタンプという貧困層向けの福祉政策が、高カロリー食品ばかりを食べる貧困層を生み出しているということも語られる。2005年にアメリカ国内で飢餓状態を経験した人口はなんと3150万人にものぼるという。
災害対策の民営化がニューオリンズの洪水の悲劇を生み、学校のチャータースクールという民営化が学校間の格差を拡大していく。高い医療保険料と医療費によって、中流階級でも、入院をすると貧困層に転落してしまうという恐ろしい実態も描き出されている。
このような状況の中で、大学進学の援助と引き替えに、軍隊に入る若者も増えているとのこと。無事に帰国できれば良いが、在郷軍人病院への国の補助が減っているため、負傷して帰国すると十分な治療が受けられないという話もあった。
大学生が学費のローンで苦労している話や、仕事がなく家族を養うために危険なイラクでトラックの運転手をした人の話など、現代アメリカのひどい状況が描き出されている。
アメリカはどうなってしまったのだろうか。これからどうなってくのだろうか。
そして日本はどうなるのだろうか。
























