2006年12月03日
日本の新・富裕層
ここのところ、格差社会ものをたくさん読んできたが、どちらかというと下流の話が多かった。書店でもそういうものが多かったと思う。ところが最近、格差社会のなかでも上流、富裕層に焦点をあてた本が現れ始めた。
本書は、富裕層向けのサイトや雑誌「Seven Hills」を運営している富裕層マーケティングの専門家が著者である。「今」の日本の富裕層について、詳しく説明されている。
富裕層とは時代をリードする立場にある。彼らの行動やスタイルを中流がまねて、世の中の流れが出来ていくということらしい。今の時代のニューリッチの生活は、次の時代の一般大衆の生活になるというわけである。
富裕層の5大ニーズとは
- 資産防衛
- 教育
- エンターテイメント
- アンチエイジング
- セキュリティ
だそうである。
教育では、日本の名門校ではなく世界の名門校に子弟を入れたいという流れらしい。このような発想は、日本のニューリッチだけでなく、中国やインドなどのニューリッチも同じとのこと。これからの時代は、世界全体が1つの学歴社会になり、世界規模でいい大学、いい大学院を目指す動きが加速する。
これまでに読んできた格差社会の本ではどれも、教育の大切さが説明されてきた。科学技術の進歩で仕事自体が難しくなること、そして本書で書かれているように世界全体が1つの学歴社会となっていくこと、この流れは止まらないのではないだろうか。
こどもたちの教育に対する大人の責任は今まで以上に重くなっていく。

























